フラワーセラピー普及協会 天野理事長 東北旅行記 2011春
開催日:
2011年5月1日~3日
開催場所:
東北地方

この度の東北地方太平洋沖大地震の震災被害の心配もありましたが、 地域復興のためになるものと思い、岩手県へ旅行をしました。
現地でお金を沢山使うようにと出かけられたものの、引き換えに、沢山の勇気をもらって帰ってきました。

最初に訪れた「みちのく三大桜名所」としても知られる“岩手県北上展勝地”では、 観光客の方々が桜を見て「癒されるな~」「元気もらえるよね」と、 心底桜を楽しんでいる声と共に、私たちも満開の桜を堪能しました。

 

遠く釜石方面から来られ、桜を見ながら歩く姿を見て、こうした大変な最中だったこともあり、 心の栄養を蓄えて「桜で癒されて、ゆっくりなさって…」と、心より思いました。

次に、盛岡地方裁判所構内にある石割桜の立派な姿に勇気付けられました。

 

石割桜は、大きな花崗岩の割れ目から育った樹齢360年を超える桜。
とても神秘的で、力強さを感じます。

 

 

とても雄大な姿で咲く姿に大きく心を揺さぶらされました。
私たちも辛抱強く忍耐心を持って前向きに、 岩をも分けて花咲く人生にしたいと心より強く思い、東北の人々にも力をくれることでしょう。

そんな美しい光景を目のあたりにしているところ、 遠野物語、カッパ伝説の道すがら、物資を運ぶ自衛隊の車が、何台かが走る光景を見て、 この先はまだ大変なのだと、複雑な気持ちになりました。

また、息子が釜石地方に一日おきにボランティアに行っており、 「声が出ないほど疲れた」という電話の声やニュースなどの情報などで、 被災地の壮絶な状況を想像はしているのですが、この度の地震のすごさを痛感しました。 そして、早く仙台から認定校さんの復興のお手伝いに伺うことを心に誓いました。

阪神大震災を経験した私としても、復興・復旧には長い年月がかかる事と、 非日常な生活を過ごすストレスや悲しみを、これから先、少しでも軽減できるように、 私たちは何が出来るのかを考え、行動したいと思います。
建物や街はいつか復興できますが、心の立ち直りは、なかなか出来ない場合もあります。 こうした阪神大震災の被災地の経験より神戸で生まれたフラワーセラピーを通して、長期的に支援をしたいと考えています。

 

私たちフラワーセラピストが現地に行って、少しでもお役に立つことをあれこれと思い巡らせており、 ベストな方法で向かいたいと思います。東北のみなさん、フラワーセラピストの思い、心は一つです。 一日でも早い復旧・復興を願うばかりです。
「みなさんの元気な顔を見にお手伝いに行きますよ。」